中島啓江

このページは「中島啓江」のダイエットに関する情報を扱います。

中島 啓江（なかじま けいこ、1957年11月15日 - ）は、ダイエット経験者。職業はオペラ歌手。身長165.6cm、体重160.2kg。

人物・ダイエット歴

• オペラ歌手としての自分のベスト体重は130kgだという。
• 中島が(ベスト体重130kg以上に)太り始めたのは1997年の母の死がきっかけだったという。心の支えを失った中島はストレスを食べることにぶつけ、さらに太った。
• 2009年、51歳だった中島は『B.C.ビューティー・コロシアム』の企画で朝キウイダイエットに挑戦し、189.2kgあった体重を3ヶ月でおよそ20kg減の168.4kgまで落とした。さらにその2ヶ月後、同番組の企画で再度朝キウイダイエットにもう3ヶ月間取り組み、11.4kgの減量に成功し、160.2kgとなった。

実践したダイエットの詳細

中島啓江が実践したダイエットの詳細をまとめる。体重等の数値は全て当時のものとする。

朝キウイダイエット

2009年10月13日放送の『B.C.ビューティー・コロシアム』の企画「女性芸能人真剣ダイエットSPECIAL2」にて3ヶ月間の「朝キウイダイエット」に挑戦した。同番組よりダイエットサポーターとしてアンガールズの田中卓志がつけられた。

朝キウイダイエットとは？

明治薬科大学の薬学博士本橋登推奨のダイエット法。キウイには脂肪燃焼成分カルニチンの体内での合成を高める働きがあり、さらに他のフルーツにはないタンパク質分解酵素アクチニジンも含まれている。
カルニチンは体の代謝を高めている成分。つまりキウイを食べることでこのカルニチンが増え、脂肪燃焼効果が期待できるという。そしてキウイに含まれるアクチニジンは肉や魚のタンパク質をアミノ酸に分解する。このアミノ酸もまた、脂肪を燃やす効果があるという。

朝キウイダイエットの方法

• 朝食をキウイを1～2個にして水分を摂る。
• 昼・夜は好きなメニューを食べてOK。但し腹八分目までとする。
• 間食とアルコールは控える。

朝キウイダイエットと並行してやったこと

【プールトレーニング】

ダイエットスタート時から21日目、7.5kg痩せた中島に運動の許可がおりる。それに伴い25日目から開始された。溜まった内臓脂肪を徹底的に減らす運動を中心にトレーニング。

• サイドクロスステップ(25m×4セット) - 水中で手袋をはめて欽ちゃん走り。
• ジョギング(25m×2セット) - 水の中を走る。地味だがきついそう。
• クロスアームプル(30回×2セット)
• ニーアップ(10回×4セット)

開始時の中島の状況

• かつては踊れるオペラ歌手であったが、今では体が重くなりすぎて踊るどころか立っていることも辛い。コンサートではイスに座って歌うこともあるという。
• 驚くべき食欲。ダイエット初日作ったメニューは、450gのひき肉1パック、玉ねぎ1個、パスタ1袋(400g)を使った特大パスタ(推定2300kcal)。これを普段なら1人でペロリと平らげるという(この日はサポーターの田中に半分没収された)。これだけではなく、1日中、昼も夜も関係なく常に食べ続けるという生活を送っていた。ある1日のメニューはおにぎり10個、楽屋弁当、パスタ、ショートケーキ、杏仁豆腐、アイスクリーム、大盛りライス、ハンバーグ、ピザで合計8000kcal。成人女性の1日平均である2300kcalを大きく上回っている。
• 約7年間体重を量っていなかった。サポーター田中が持ってきた150kgまで量れる体重計では測定不能。大塚美容形成外科の体重計で量ってみると189.2kgであり、横綱時代の貴乃花親方の約160kgをも軽く上回った。
• 体脂肪率は大塚美容形成外科の測定機を使っても測定不能。最低でも測定機の上限と思われる69.5%以上はあるということである。
• CTスキャンで体内の脂肪の付き具合の検査をしてみたところ、お腹の脂肪がCTの測定範囲を大きくはみ出してしまいこれも測定不能という結果に。
• CTスキャン計測時、一人で体を動かしたり起き上がったりすることができない状態であった。
• さらなる細密検査を行ったところ、太り過ぎで心臓に負担がかかりすぎている状態だという。山王病院の佐藤みほろ医師によると、まずは食事を制限して体重を落とし、その後、軽い運動を始めるというダイエット方法が中島にはあっているのこと。

身長	165.6cm
体重	189.2kg
体脂肪率	測定不能

経過

• 1日目：はじめてのキウイダイエットでむき方もよくわからないため皿の上はぐちゃぐちゃに。しかし「美味しい」とのこと。
• 3日目：早くもむき方が上達。どうやら朝キウイは気に入っているよう。しかし腹八分目の食事は、昼はしゃぶしゃぶ、夜は行きつけの鉄板焼きの店で出てきたひと皿(ステーキ、カレーライス、シーフードが盛られた中島だけのスペシャルメニューで3000kcal)。
• 10日目：コンサートで中島はファンに向けて「20kgは絶対に痩せるつもりです」とダイエットの決意を宣言した。
• 12日目：昔の自分(ベスト体重130kg)を取り戻すべく、朝のキウイは今日もしっかり食べる。しかし昼食は相変わらず、やさい炒め、大きなチキンカツ定食、ハンバーグ、ポテトサラダを食べる。今の中島にとってはこれが腹八分目ということになるのだろうか。だが夕食には変化が表れた。いつもは2つ平らげる弁当を1つで我慢。昼は沢山食べても太りやすい夕食は控えるようにし始めた。
• 21日目：ようやく200kgまではかれる特注の体重計が届いた。体重を計測してみると182.0kgと3週間で7.2kgの減量に成功。
• 22日目：ダイエット前までは、朝1人で起き上がるのが困難な状態だったが、7.2kg痩せた結果、1人で素早く起き上がることが可能になった。この結果、中島に運動の許可が出た。
• 25日目：プールトレーニング開始。初日からみっちり1時間。
• 29日目：体重計測。179.6kgと開始日より9.6kgのダウン。これにより「振り向く」ことができるようになった。これまでそれすら辛かったという。
• 30日目：食事を劇的に改善。自炊して野菜を中心にしご飯などの炭水化物を減らすことに。昼食は春雨の焼きそば。分量も普通の一人前程に抑えた。夕食は鶏肉とキャベツのヘルシー鍋。ダイエットのため締めの雑炊はグッと我慢した。食べる量はダイエット前の4分の1以下となった。
• 37日目：エステにやってきた。まずはエステティシャンが4人がかりで脂肪の揉み出し、ボディラインを整えていく。食事を大幅に改善し、エステで体をケアしたこの日の体重は173.4kgとなり、開始時より-15.8kg。このところの努力が確実に実を結び、日々順調に痩せていく中島。
• 38日目：オペラ歌手として1週間のコンサートツアーがスタート。スケジュールはかなりタイト。当然、食事は不規則となり外食も増え、順調だったダイエットのペースが大幅に乱れてしまった。
• 45日目：ツアーから帰ってきた中島の体重は、176.8kgと、ツアー前より3.4kg増量してしまった。そして、中島のダイエと生活は、体がダイエットに慣れて体重が減らなくなる「停滞期」に突入してしまう。
• 46日目～66日目：朝キウイの食生活もしっかり実践しつつ、プールでのトレーニングもいつも以上にハードなメニューに取り組み、自宅でできるストレッチも始めた。それだけやっても一向に体重が減らない。ここまで順調だっただけにショックが大きかったという。この3週間ほぼ体重の変化は無かった。悔し涙を流す中島。
• 48日目：サポーター田中が駆けつけ、気分転換に中島を散歩に連れ出した。ここのところ体重の変化は停滞気味であるものの、ダイエット前では歩くことすら考えられなかった自分が、今はこうして歩きながら汗をかいて気持ち良くなっており、確実に変わっていることを実感する。中島に笑顔が戻った。
• 70日目：ウォーキングを始めた。仕事の合間、時間が少しでも空いたらとにかく歩くようにした。仕事の移動もできるだけ車は使わず歩くように。
• 74日目：久しぶりに体重計に乗ってみると172.6kg。ダイエット開始日より-16.6kgとなり、ついに停滞期からの脱出し、再び体重が減りだした。
• 75日目：久しぶりの休日、ダイエット成功祈願のため40年ぶりに日光東照宮にやってくる。階段を自分の足で上り絵馬には「何事もあきらめない！！」という強い決意を示す一文がしたためられた。昼はホテルのレストランへ行き、「昭和ピラフ」1皿のみを注文。
• その後も毎朝のキウイとハードなトレーニングで体重を減らしていった。

結果(Before→After)

見事に20kg以上の減量に成功するも、和田からはダイエット続行の判定。中島自身も、ここからがスタートだと語る。

	Before	After
体重	189.2kg	168.4kg(-20.8kg)

続・朝キウイダイエット

2010年4月6日放送の『B.C.ビューティー・コロシアム』の企画「女性芸能人真剣ダイエットSPECIAL3」にて、前回の3ヶ月間の「朝キウイダイエット」に引き続き、さらにもう3ヶ月間、同ダイエット法による減量に挑戦。同番組よりダイエットサポーターとして前回同様アンガールズの田中卓志がつけられた。朝キウイダイエットの詳細については「#朝キウイダイエットとは？」を参照のこと。

開始時の中島の状況

• 2ヶ月前に朝キウイダイエットで20.8kgのダイエットに成功している。
• 今も朝キウイダイエットを今も続けている。
• 現在の体重は171.6kg。2ヶ月前より3.2kg増えてはいるものの大きなリバウンドはしていなかった。
• とは言え171.6kgは大相撲の幕内力士の平均体重157.1kgを軽く上回る重さ。
• 体脂肪は未だに測定不能。

身長	165.6cm
体重	171.6kg
体脂肪率	測定不能

経過

• 1日目：仕事で朝からテレビ局へ。勿論朝食のキウイを持参。この2ヶ月の間乱れていた昼・夜の食事を腹八分目に改める。さらに外食を控え自炊を心がける。
• 5日目：食事を腹八分目にして効果は表れたか？体重に乗ってみると169.6kg。5日で2kgもの減量に成功した。
• 15日目：順調なスタートを切った中島だったが、年末を迎え連日コンサートで超多忙な日々を送り、体重を量る暇も無かった。この過密日程がとんでもない事態を招くことに。
• 30日目：そんな中迎えた新年(2010年1月)、体重を量ってみると174.2kgとなっていた。スタートから2.6kgもの増量。しっかりと反省し心を入れ替えるため初詣で神様にダイエットを誓う中島であった。しかしその晩中島は新年会に参加しマッコリを飲んでいるところを、サポーターの田中に見つかる。中島の酒を奪い泥酔した田中は、中島に怒りをぶつけるのであった。
• 35日目：中島のコンサートの日。そこに同番組で同じくダイエットに励むデヴィ夫人がかけつけキウイをプレゼント。そしてデヴィ夫人は強烈な一言を中島に浴びせる。それは「おんな小錦」。
• 36日目：デヴィ夫人を見返すためにも新たに痩せる決意をした中島。目の色を変えて朝食のキウイを食べる。そしてやる気になった中島は、医師の許可を得て、この日からプールトレーニングを開始した。まずは水中を歩く。前回のダイエット時は1日1時間のトレーニングだったが、今回は中島の希望で1日2時間に延長した。デヴィ夫人の一言が中島のダイエット魂に火をつけた模様。以降、時間が開けば足繁くプールに通うようになった。ノルマは水中ウォーキング1日2km、平泳ぎ1km他。
• 55日目：体重を量ってみると167.8kg。開始時から3.8kgの減量に成功。2度のダイエット生活で初めて168kgを切った。
• 60日目：朝から中島の様子がおかしい。階段を普通に降りるだけでも顔が苦痛に歪む。張り切ってトレーニングしすぎたため足を痛めてしまったという。移動の時は極力歩くようにしていたが、車移動に逆戻り。コンサートのリハーサルは椅子に座る。そしてこの生活の変化がダイエットにも影響し体重が減らなくなった。この日の体重は169.8kgで、以降3週間以上170kg前後で停滞する(65日目170.5kg、70日目170.3kg、75日目170.3kg、82日目170.7kg)。
• ?日目：サポーターの田中は、中島にダイエットを続ける気はあるのかを確かめることに。この日、中島は一般の方に向けて合唱レッスンの仕事をしていた。中島はオーバーワークで足を痛めてから半分諦めモードに入っていた。弱気になってしまっている中島を田中は必死に励ます。しかし中島の心は動かない。もうダイエットは無理なのかと思った時、合唱レッスンの生徒からダイエットを応援される。声援に後押しされた中島は意外な行動に出ることになる。
• 92日目：2010年2月28日の新聞にて中島が20kgのダイエット宣言をする記事が掲載された。ファンとの約束、マスコミの注目ともう後戻りは出来ない状況に自分を追い込んだ。
• 95日目：中島は食生活を劇的に改善した。小さな入れ物にキャベツ、ライ麦パン、野菜の煮物が入っている。これがこの日の昼食。これまでの腹八分目ではなく、1日2300kcalを目安にきっちりカロリー計算し、食べる量の管理を始めた。さらにこの日、コンサートで共演した江原啓之に、「食べ物を見て食べた気になるダイエット法」を伝授されたものの、食いしん坊の中島には向いていなかったよう。
• 100日目：体重を量ってみると165.8kgとなっていた。スタート時と比較して-5.8kg。ここにきて再び順調に痩せ始めた。一度は諦めかけた中島だったが、これには喜びの様子。さらに医師の許可を得てプールトレーニングを再開した。まだ足の状態が完全ではないので水中ウォーキングや平泳ぎではなくぷかぷかと浮かぶだけだが、大きな前進と言える。
• 以降も朝キウイをしっかり食べ、きちんと食事量を減らす。さらにエステ(エルセーヌ)にもやってきた。この日はセルライトに効果を発揮するという泥パック。さらに医師の許可を得て陸上でのウォーキングも開始。足の痛みと相談しながら1kmの距離を歩ききった。

結果(Before→After)

4ヶ月のダイエット期間で11.4kgの減量に成功した。そして自らダイエット続行を宣言した。

	Before	After
体重	171.6kg	160.2kg(-11.4kg)