岡村隆史：版間の差分

[編集] オカザイル復活ダイエット（2011年版）

2011年12月11日開催のEXILE東京ドームライブで、「オカザイル」として、ダンス等によるパフォーマンスを行うことが出来るように、岡村を痩せさせようという企画である。「オカザイル」とは、岡村とEXILEとのコラボレーションユニット。この時、岡村は、2007年夏のオカザイルのライブ当時よりもかなり太ってしまっていた。このダイエットは2011年11月8日から12月11日のEXILE東京ドームライブ当日までの33日間行った。この模様は2012年1月7日のフジテレビ系列『めちゃ×2イケてる!』にて「岡村奇跡のダイエット もうデブザイルとは言わせないSP」と銘打って放送された。

[編集] 経緯

岡村とEXILEとの出会いは、2007年夏。リーダーであり事務所の社長でもあるHIROが、4万人を動員するライブに岡村の出演をオファー。当時のEXILEのメンバー7人と岡村によるユニット「オカザイル」が生まれた。また、2011年の『めちゃ×2イケてる!』正月スペシャルで、岡村の病気からの復帰祝いにEXILEが駆けつけ、ここでも岡村とEXILEによるコラボレーションが実現した。この収録が終わった後、HIROと岡村は、「オカザイル」の復活を約束した。そして2011年11月8日、EXILE東京ドームライブ「願いの塔（Tower of Wish）」まで33日と迫ったこの日、岡村はHIROの元を訪ね、同ライブに出演する意思を伝えた。しかし、HIROは岡村が太ってしまったことを指摘し、もうオカザイルは出来ないのではないかと苦言を呈した。このままではオカザイルではなくデブザイルになってしまうということで、膝や心臓への負担や怪我の心配も考慮し、岡村は本番までに痩せることを決意した。

[編集] 開始時の状況

• 2007年の1度目のオカザイル時は、体重49kg、ウエスト72cm、体脂肪率13％であった。体重は当時から10kgも増加しており、体脂肪率も倍以上になっていた。お腹周りも明らかに脂肪がのっている。
• 体脂肪率は26.8％もあり、肥満予備軍と診断された。肥満と呼ばれないためには、20％以下にする必要があるとのこと。
• この1年の暴飲暴食に加え、極度の運動不足が重なって、脂肪を燃やすための筋肉が完全に落ちてしまっていることが判明した。

[編集] ダイエットインストラクター

岡村のダイエットを指導することになったのは、米国出身、酒井リズ智子（36歳）である。サッカー日本代表の川島永嗣らトップアスリートを指導する米国認定トレーナーでありコンディショニングのプロ。1ヶ月間、トレーニングから食事まで、生活の全てを徹底的に管理してもらった。

[編集] 食事法（サラダダイエット）

日々の食事に関して、トレーナーの酒井から指導を受けた。必ず3食を食べること、間食はしないこと、絶食もしないこと。そして、夜の食事は適量であれば、基本的に何を食べても良いが、必ず食べる前に銀ボール1杯分のサラダを食べること。サラダの味付けはノンオイルドレッシングで。これは食事の前に十分な食物繊維を摂ることにより、体の代謝を高め、先に入る食物繊維が他の栄養素を吸収しにくくするという医学的根拠に基づいたメニュー。また大量のサラダを摂取することで噛む回数が増え、下顎周りの引き締め効果も期待出来る。さらに、全ての食事のメニューは写メールで酒井に報告することが義務付けられた。

[編集] 運動

酒井によるマンツーマンのトレーニングを行った。トレーニング場所は、本格的な設備の整ったEXILE専用のジム「LDHジム」である。EXILEのリーダー兼事務所社長のHIROから、「本気で痩せたいのであれば自由に使って良い」との許可をもらった。トップアスリート並みの身体能力とスタミナを要求されるEXILEのパフォーマー達の肉体は、日々このジムで作られている。ここで岡村は次のようなトレーニングメニューをこなした。

• トレッドミル - ウォーキングからのランニング。有酸素運動。トレーニング前のウォーミングアップ。
• 深呼吸しながら前屈 - 体内の代謝をアップ。
• 足左右振り - お尻のシェイプアップ。
• 股関節伸ばしストレッチ - 股関節を柔らかくする。別名イチローストレッチ。
• うつ伏せ回り - お腹・背中のシェイプアップ。別名スーパーマン。見た目以上にキツイらしい。
• 足上げ腹筋 - ひねりながら天井を蹴る運動。岡村が最も気にしている下腹部に効果絶大。
• ラット・プル・ダウン - 背中のシェイプアップ。
• スライドボード - トレーニングの仕上げに行う有酸素運動。これによってより筋肉がつきやすくなるがキツさもMAXになる。
• 肩甲骨のエクササイズ - 胸・背中のシェイプアップ。
• 直角体操 - 肩甲骨の可動域拡大。
• 足前後振り - お尻のシェイプアップ。
• スコーピオン - お尻とお腹のシェイプアップ。
• ボート漕ぎ - 背中と腕のシェイプアップ。
• 軍隊式腕立て - 腕・お腹・太ももに効く。
• トランク・レッグ・レイズ - お尻・腕・足のシェイプアップ。
• 3方向腕立て - 腕・太もものシェイプアップ。
• 膝立ちバランスボールキャッチ - 股関節の可動域の拡大。内転筋でバランスをとることで下腹のシェイプアップにも効果がある。
• 足割りスクワットジャンプ - 脂肪燃焼。
• ヒップ・ローテーション - 内転筋の可動域拡大。

[編集] ベリーダンス

岡村が3回告白して3連敗中となっている熊田曜子を講師に迎え、ダイエット指導をしてもらうことに。熊田がプライベートでも実践しているベリーダンスは特にお腹周りのシェイプアップに最適であるという。熊田は著書「愛されダイエット」シリーズでも女性の支持を得ており、「くびれの女王」の異名をとっている。ちなみに熊田のウエストサイズは56cmである。ベリーダンスダイエットの特徴は、リズムに合わせて楽しく踊るだけで、効果が得られるところだという。

【Lesson1：基本動作と姿勢】

肩幅くらいに足を広げて立ち、少し膝を柔らかくする。腰の両隣に壁があることを想定して、その壁に向かって当てるつもりで腰を振る。この時、腰には沢山のメダルがついたベリーダンス用の腰巻「ヒップスカーフ」をつけており、このメダルが大きくなれば鳴る程良い。腰だけを動かすのがポイントで、上半身と頭は絶対に動かさないようにする。

【Lesson2：リズムにのせて動く】

Lesson1の動きを今度はリズムに合わせて行う。ヒップスカーフにつけているメダルの音が鳴るようになってきたら上出来である。

【Lesson3：ヒップドロップ】

腹筋を最も使う動き。腹筋でお尻を引っ張り上げ、戻す勢いで足を前に出す。ここでも腰だけを動かすようにし、肩など上半身は動かさないように注意する。

[編集] エルセーヌMEN

ダイエット生活28日目にしてウエストがなかなか絞れず、体重も55kgの壁を突破できない岡村が、最終手段としてメンズエステ店「エルセーヌMEN」に来店した。とにかくお腹まわりをすっきりさせることを目指し、特別痩身コースを組んでもらうことになった。内容は次のとおり。このエステの時間内でフルマラソンくらいのエネルギー消費（約2000kcal）があるとしている。

• スクイーズBODYケア - 血行促進が目的の施術。皮膚を掴んで血管や神経を刺激し血の巡りを良くする。痛みを伴う。
• ストロングプレスマシーン - 腹筋を収縮させることが目的の施術。電流を通すためのベルトを腹部に付けられ刺激を送る。
• 遠赤外線ドーム型サウナ - 遠赤外線により芯から体を温めて発汗を促進する。
• ダイエットツアー（DVD） - 映像と音楽で視覚・聴覚を刺激し食欲を抑えストレスのないダイエットを実現する。
• 造美顔ハンドマッサージ - 小顔になるためのマッサージ。これにより顔のたるみやむくみを予防し引き締まった顔に。
• リンパドレナッジョ - 3人がかりで全身の凝り固まった筋肉を柔らかくしリンパの流れを改善し、老廃物の溜まりにくい体に。
• スーパーEXソニック - 超音波振動で脂肪を刺激し、お腹まわりを引き締める。
• ハンドメイクテクニック - 魔法の手とも呼ばれるプロエステシャンの多彩な手段で、体の細部までケアする。
• セルライトマシーン - セルライトをほぐす定番マシン。ローラーの部分で脂肪を柔らかくするのが目的。
• パルスウェーブ - 筋肉の引き締めが目的のマシン。大量のカロリー消費の仕上げに、全身の筋肉を強制的に運動させいじめ抜く。
• ミラクルストーン サンドバス - 最後に疲れきった体を癒すミラクルストーンの砂風呂。これにより汗と一緒に脂や老廃物を排出（デトックス）。

[編集] 経過

• スタート時：体重59.1kg、ウエスト83.5cm、BMI24.2、体脂肪率26.8%。
• 5日目：体重58.5kg（-0.6cm）、ウエスト82.0cm（-1.5cm）、BMI24.0（-0.2）、体脂肪率25.9%（-0.9%）。
• 8日目：体重57.1kg（-2.0cm）、ウエスト81.2cm（-2.3cm）、BMI23.3（-0.9）、体脂肪率25.0%（-1.8%）。
• 15日目：体重56.1kg（-3.0cm）、ウエスト80.0cm（-3.5cm）、BMI22.9（-1.3）、体脂肪率24.2%（-2.6%）。
• 16日目：体重55.8kg（-3.3cm）、ウエスト79.7cm（-3.8cm）、BMI22.8（-1.4）、体脂肪率24.0%（-2.8%）。
• 18日目：体重55.5kg（-3.6cm）、ウエスト79.3cm（-4.2cm）、BMI22.7（-1.5）、体脂肪率23.6%（-3.2%）。
• 28日目（エステ前）：体重55.1kg（-4.4cm）、ウエスト79.1cm（-4.4cm）、BMI22.6（-1.6）、体脂肪率23.1%（-3.7%）。
• 28日目（エステ後）：体重53.6kg（-5.5cm）、ウエスト73.8cm（-9.7cm）、BMI22.0（-2.2）、体脂肪率20.0%（-6.8%）。

[編集] 結果

• 体脂肪率は6.8%も落としたが、それでもまだ20％もあり、EXILEのメンバーからは「女子の体脂肪率だ」と大笑いされた。ちなみに、EXILEのメンバーは、体脂肪率が10％でもデブ扱いされるという。
• 無事、EXILE東京ドームツアーに出演し、オカザイル復活となった。

[編集] チョプシを使った痩身術

2013年1月放送『ぐるぐるナインティナイン』の企画「芸人ミラクル変身SP」において、綾部祐二、ケンドーコバヤシらとともにダイエットに挑戦。「韓国発！突起皿を使った痩身術」と題して、韓国エステで使われるチョプシという突起皿を使った痩身術に取り組むことに。

[編集] 開始時のサイズ(Before)

[編集] チョプシとは

チョプシとは、3種類の突起がついた陶器。これを使い、顔をはじめ体の各部を刺激することで代謝を良くし、痩せやすい体質を目指すというもの。韓国のエステ「エステティックTAMIKI」のTAMIKIさんによる施術を初日に体験し、以降、チョプシを持ち帰り、自分で施術した。なおこの施術は、ALL About MICO激痛美容体験選手権ベスト10において激痛美容ランキング1位に輝いたこともあるほど痛みを伴うものとなっている。

[編集] 結果(After)

• 岡村ら本人には開始日より2週間後の体重の変化を競うというルールを告げていたが、そうすると３～４日前から帳尻合わせをしてくる者が多いということで、2週間後ではなく10日後に抜き打ちチェックとなった。
• 結果は、2.5kg増量し、ダイエット失敗。

[編集] オカザイル復活ダイエット（2013年版）

2013年7月、EXILEのパフォーマーであり事務所社長のHIROがパフォーマー卒業ということで、EXILEから岡村に3回目の「オカザイル」復活をオファーがあった。それに伴い、岡村は減量（肉体改造）に挑戦。2013年9月11日、愛知ナゴヤドームで行われる『EXILE LIVE TOUR 2013 "EXILE PRIDE"』追加公演でのオカザイル復活を目指し、2013年7月13日より肉体改造開始。この模様は同年10月12日放送の『めちゃ×2イケてる！』の特番で紹介された。

[編集] 開始時の状況

• 2年前のオカザイルの時より若干リバウンドしており、肥満体型。

[編集] 肉体改造メニュー

インテルの長友佑都のトレーナーを務める体幹トレーニングの第一人者である木場克己の指導を受けた。木場は鹿児島出身の48歳。岡村の目標は、雑誌『GOETHE (ゲーテ) 2013年 06月号』の表紙に掲載されたHIROの腹筋である。HIROの中でも特に腹筋が羨ましいと言っていた岡村のため、とにかくお腹まわりをいじめ抜いた。毎日2時間をトレーニングに費やした。

肉体改造のプロセスは、食事制限により脂肪を落とす→代謝アップ→体幹を強化という手順で行う。

【トレーニング】

• ジョギング、エアロバイク - 基礎代謝を高めるための有酸素運動。1つの運動に飽きないように、同じ有酸素運動でも複数のメニューをこなす。
• クロスクランチ - 木場トレーナーの真骨頂である体感トレーニングの1つ。腹斜筋を刺激してくびれを出すトレーニングである。一見、地味目なクロスクランチだが、インナーマッスルに刺激を与えるこの動きは、下手な腹筋よりも数倍ハードである。
• パートナーサイドアップ - 腹斜筋を刺激してお腹を凹ませる運動。

【食事制限】

日々の運動と合わせて食事制限を厳しく行った。特に脂質、糖分、炭水化物を最小限に落とした。

[編集] 経過

• 3週間後：体重49.9kg（-5.2kg）

[編集] 結果