釈由美子：版間の差分

2013年9月2日 (月) 17:24時点における最新版

このページは「釈由美子」のダイエットに関する情報を扱います。

釈 由美子（しゃく ゆみこ、1978年6月12日 - ）は、ダイエット経験者。日本の女優、タレント。

[編集] 人物・ダイエット歴

• 20代まではコンプレックスの塊で、自分は太っているという強迫観念と、「美しい＝痩せている」という思い込みから、何がなんでも痩せなければならないともがいていた。病的な痩せ方と反動によるリバウンドを繰り返していた。
• 2001年映画『修羅雪姫』に主演しアクションシーンをこなし、2002年、映画『ゴジラ×メカゴジラ』にて自衛隊員の役をやることになった。この頃は役作りのため、ストイックにトレーニングにのめりこんでいた。役に合わせて自分の体がどれだけ変わるかに夢中になったという。『ゴジラ×メカゴジラ』においては、実際に自衛隊に入隊し、匍匐前進や降下訓練等のトレーニングをこなした程。体は筋肉質になったが、まだ魅せるボディを意識しておらず、役作りの域を出ていなかったとしている。
• 2003年、『スカイハイ』に出演した際には、作品への期待の大きさと責任感から大きなプレッシャーに襲われ、精神的に不安定になっていた。痩せることで心と体のバランスを保とうとしたため、体重は40kg前後になった。それでも「まだデブだから」と痩せることに対する執着がおさまらなかった。
• 2004年～、かっこいいボディのアイコンとして肌着メーカーGUNZEのポスターに起用される。また女性誌やフィットネス系の雑誌からも美容の秘訣についての取材も受けることが増えた。しかし、この頃は自分の体に自信は持てなかったという。それでも期待に応えようと、撮影の時には過度な絶食をしたこともあった。
• 2004年～2005年、もともと冷え性で代謝が悪く、むくみや下半身太りで悩んでいた。さらに重度のコンプレックスと完璧主義の性格のため、度々過度なダイエットに走った。2004年頃から女性誌『フィッテ』に定期的に出るようになり、ダイエット法を語ったりもしたが、自分に自信がなく不安に思っていた。りんごだけ、グレープフルーツだけといった単品ダイエット、スカイウォーカー、ボディブレード、EMS等の通販ダイエットグッズ、テレビ等で流行ったダイエット法は殆ど試した。ある日、そんな釈を心配した友人に、菓子パンを無理やり食べさせられた。そこで、張り詰めていた糸が切れ、ドカ食いに走るようになった。結果、体重は自分史上最高記録となった。一番痩せていた『スカイハイ』の頃より10kg以上太ってしまった。拒食症と過食症を繰り返し、軽いうつ状態になったり過呼吸で倒れることも何度かあった。
• 2006年～、自身の依存体質が改善され、精神的にも安定するようになった。そこから、ダイエット法も変化し、エステやマッサージ等の他人の手を借りるものだけでなく、自主的に行う運動主体に切り替えた。また、この頃、雑誌の特集を美容特集で玄米菜食に挑戦し、1週間で体の変化を実感したという。以降、ずっと玄米菜食を続けている。
• 2008年～、映画『銀幕版 スシ王子!～ニューヨークへ行く～』で寿司にハマり、激太りする。しかし、玄米と野菜中心の食事でゆっくりと元に戻すことに。着実に体重は減っていき、リバウンドはしなかった。
• 2008年、ドラマ『七人の女弁護士』の出演が決まった際、全身を引き締めるために加圧トレーニングを始めた。これにより成長ホルモンが出て、若返り体も元気になったという。周りからも綺麗になったと言われるようになり、運動がライフスタイルとして定着した。30歳になった頃には、逆に力が抜けて、自然体でいられるようになった。
• 2009年、マグマヨガを始め、その気持ちよさに虜になった。ボディラインも、釈が目指すしなやかで女らしくなってきて、不眠症も解消された。
• 2010年、女性誌『フィッテ』3月号にて、初めて自分の体に合格点を出せたとしている。これまで同誌等でカバーガールとして出た時も自分の体に自信をもてたことは無かった。

[編集] ダイエット法

[編集] 食事法

ここ数年（2010年時点）は基本的には3食全て自分で作る。以前は他人のためにしか食事を作らなかったが、「自分で自分を幸せにしよう」という思いから、自分のための食事も作るようになった。自分を幸せにするには、自分の心や体を作っている「食」を何よりも充実させようと考えたのであった。もともと食べることは好きだったので、自炊を始めて以降は綺麗な体になれる食材を探したり、低カロリーになるように工夫するのが楽しくて夢中になった。食生活を大切にすると、肌も綺麗になり体重のコントロールもやりやすくなり、精神的にも肉体的にも良い方向に向かったとしている。

[編集] 3食の役割とポイント

1日の食事メニューは、3食それぞれの役割とボリューム感を考えて決めている。そうするとメニューが決まりやすく、食材を種類豊富にバランスよく摂取できるとしている。また、3食のリズムも大切にし、朝食は7時頃、昼食は12時前後、夕食は18時頃に食べるようにしている。このリズムを守ることで、食べ物が効率良く消化されるため、体が軽いと話す。

【朝食】

朝は、排泄と浄化の力を高めるため、代謝を良くする酵素が含まれるフルーツ類と腸の働きを良くするヨーグルトがメイン。専用のメーカーを使い低脂肪や無脂肪の牛乳でカスピ海ヨーグルトを自宅で作っている。お腹の空き具合によっては、パンや卵料理もプラスする。

【昼食】

昼食は一番ボリュームを出す。運動をほぼ毎日しているので、エネルギーを補給するため。肉類と炭水化物を積極的に摂取している。弁当にする際は、半分に主食（玄米など）、もう半分に野菜と肉のおかずを詰めている。弁当については詳しくは後述。

【夕食】

夕食は軽めに。魚や豆腐製品と野菜を中心にして、炭水化物を控えるようにしている。魚は必ず食べるようにしている。また、生野菜だけでなく、蒸したり煮込んだりして野菜をたくさん食べているので、軽めといっても食べごたえは十分だという。

[編集] 間食

ちょっとした空腹を乗り切るため、バッグの中には野菜、ドライフルーツ、ナッツなどの「小腹アイテム」を常備している。空腹を我慢して食事の時に食べ過ぎたり、市販のお菓子類を買ってしまうよりは、自然食品であるこれらをつまむ方が良いとしている。ヨガのレッスン終了後は2時間後はゴールデンタイムと言われ食べ物の吸収率が最も高まる時なので、そこで体に良いものを摂取するため、コラーゲンゼリーや豆乳など、ボディメイクの土台になるものも携帯している。家では野菜スティックや常備菜の酢の物やひじきをつまみ、夕食まで持たせている。

[編集] 弁当

仕事場で出されるロケ弁の類は揚げ物中心で野菜が少ないことが気になり、弁当を作り始め習慣化している。朝、ベッドの中で冷蔵庫の食材を思い出してメニューを決め朝食と一緒に作ってしまう。現在は、外出時だけでなく家でも昼食は弁当にして食べることが多い。弁当箱は大きさが決まっているため食事量を把握しやすくて良い。「ご飯の量とおかずは半々にして肉と野菜は必ず入れる」といったようなルールを作っておくと、栄養バランスがとれる上、カロリーも把握できる。基本的に弁当箱は大きめのものを使用しているが、体を絞る期間の時は、子供用のミニサイズを使用する。また、弁当にすると1度に食べきらなくても、残したら蓋をして保存し、ちょこちょこ食べられるところも気に入っている。釈が弁当を作る際のポイントとしていることは下記のとおりである。

• 主食は玄米。玄米は食物繊維が豊富で噛みごたえがあり健康的。
• 全て朝作るのは大変なので、作りおきの常備菜を活用する。ひじきや切干大根は栄養面からも好ましい。
• スープはポットに入れて温かいまま。市販のスープの味が濃い目なので、自分好みのものを作っている。
• フルーツをたっぷり入れる。代謝を上げる酵素を豊富に含むフルーツは2、3種類を買い置きしておき弁当にも入れる。
• 肉と赤や緑の野菜を必ず入れる。

[編集] エクササイズ

20代の頃は、仕事があるたびにそれに合わせてジムに通い体を絞り込むというスタイルだった。下半身が太りやすく痩せることへの憧れが人一倍強いという釈はジム通いをしてマシントレーニングに明け暮れたり、映画の役作りのために自衛隊に入隊したり、通販のダイエット器具にハマった。一時は腹筋が6つに割れるほど鍛え上げており、今となっては自分の目指す方向性とはズレがあったとしつつも、なんでも一通りやってきた自信があると話す。そんな中で、自分に合うもの合わないものを振り分けていき、現在のスタイルにたどり着いた。

そのスタイルとは、週に何回かスタジオで加圧トレーニング、ヨガを受け、自宅では自分なりのエクササイズやストレッチを実践するというもの。本当の意味で運動に目覚めたのは加圧トレーニングに出会ったからだという。そして2010年時点で、加圧トレーニングとヨガを組み合わせる自宅トレーニングも新たに始めた。

[編集] 加圧トレーニング

加圧トレーニングとは、腕や脚の付け根に専用の加圧ベルトを巻き、血流を制限した上で行うトレーニング法。これにより、軽い負荷の運動でも、高負荷の運動と同等の成果を上げることができ、成長ホルモンの分泌も促して脂肪燃焼も促進するという理論。釈は週1～2回スタジオ^[1]に通い加圧インストラクター加藤康子オリジナルのトレーニングプログラムをこなしている。筋肉をつけすぎず、女性らしく引き締めてくれるとのこと。愛用の加圧ベルトは1ヶ月に1度、スタジオで調整してもらう。

[編集] マグマヨガ

溶岩から出るマイナスイオンと遠赤外線で体の中まで温まりながら行うヨガ。すごく気持ちよくてハマってしまったとのこと。ヨガインストラクターNAMIの指導を5年受けている。また、自宅でヨガを行う際には加圧ベルトをゆるめに巻き、「ひとり加圧ヨガ」を実践中。

[編集] 自宅エクササイズ

ヨガやピラティスをベースにした釈なりのエクササイズやストレッチを自宅で毎日行っている。大きな筋肉を鍛えるベーシックなトレーニングは、基礎代謝を上げ痩せ体質にしてくれる必須トレーニングで、オプションとして部分痩せ等を狙ったトレーニングも行っている。また、2010年時点ではヨガ三昧と本人が言うほど、自宅トレーニングにおけるヨガの比率が高まっている。さらに、加圧ベルトを巻いてのヨガも行うようになった。

[編集] ベリーダンス

2010年時点で数回レッスンを受けてウエストの効き方を実感し、本格的に通ってみようかと検討中とのこと。釈は色々なダンスに挑戦してきたがその中でもベリーダンスは、「骨盤の動かし方が半端ない」とし、ヒップやバストも鍛えられるので、セクシーで女性らしいメリハリのあるボディ作りには一番効果のある動きなのだと感じている。特に、腰を動かして脇を縮めるような動きが、脇のたるんでいる肉を潰す感じで行うことでとウエストに効くという。骨盤をよく動かすことで、女性ホルモンUPも期待出来るとしている^[2]。

[編集] その他

[編集] YOSA

マントをかぶって椅子に座り、そこから出る11種類のハーブの蒸気で体を温める健康法。韓国のヨモギ蒸しに似ている。汗が沢山出て代謝が上がり、1回で体重と体脂肪に変化が表れるという。痩せるためではなく、気持ちよくなるためにやりたいと思えるものなので、自分にとっていちばん合っているダイエット法なのだとか^[3]。

[編集] 脚注

1. ↑ 加藤康子プロデュースのスジオボディデザイン。藤原紀香らも通う加圧トレーニングを指導してくれるスタジオ。
2. ↑ 『FYTTE』2010年9月号、10頁。
3. ↑ 『FYTTE』2010年3月号、7頁。

[編集] ダイエット関連の著作

• 『釈ビューティ!』(美人開花シリーズ)ワニブックス、2009年2月5日、ISBN 978-4-84-701818-3
• 『釈美スタイル』(FYTTEハッピーボディBOOK)学研パブリッシング、2010年7月23日、ISBN 978-4-05-404632-0