藤田弓子:版間の差分

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(オグラ式ダイエット(わがままダイエット))
(オグラ式ダイエット(オグラ式ボディコントロール)とは?)
 
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!身長
 
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|155cm<ref name="height">書籍『藤田弓子のわがままダイエット』15頁では155cm、2013年5月31日放送『人生の正解TV~これがテッパン~』では153cm、Wikipediaの記述は2013年現在158cmとなっている。</ref>
 
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|ダイエット経験者
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|ダイエット経験者<br />リバウンド経験者
 
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!実践したダイエット
 
!実践したダイエット
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'''藤田 弓子'''(ふじた ゆみこ、1945年9月12日 - )は'''ダイエット経験者'''。日本の女優。
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'''藤田 弓子'''(ふじた ゆみこ、1945年9月12日 - )は'''ダイエット経験者'''であり'''リバウンド経験者'''。日本の女優。
  
 
==人物・ダイエット歴==
 
==人物・ダイエット歴==
*女優になったきっかけは小学校5年生の時、赤胴鈴之助オーディションに合格したこと。当時はちょっとぽっちゃりしていたが、気になるほど太っているわけではなかった。
+
*女優になったきっかけは小学校5年生の時、赤胴鈴之助オーディションに合格したこと。当時はちょっとぽっちゃりしていたが、気になるほど太っているわけではなかった。そのオーディションでは吉永小百合と初顔合わせをした。吉永の清潔感のある愛らしさと聡明さを兼ね備えた顔つきが印象的だったが、「ずうずうしくも」と断りを入れた上で、藤田は吉永に勝ったと思える点が2つあったとしている。それは脚は自分の方が細いと思えたことと、声の良さであった。
 +
*藤田曰く、自身の体型は上半身の肉付きがよくテレビに写っている際は太って見えるが、意外と手足は細い。
 +
*中学生・高校生の時は、周囲より多少太めではあったが、深刻に痩せたいと思ったことは無かった。
 +
*1968年、23歳の時、NHK朝のテレビ小説『あしたこそ』のヒロインに抜擢された。そのころの体重は47~48kgであった。155cmという自身の身長から考えるとやや太め。少なくとも同じくらいの身長の他の女優よりは太っていた。
 +
*1978年、33歳の時、再びNHK朝のテレビ小説『マー姉ちゃん』の出演が決まった。その際、太めの体型の故か、実年齢よりかなり上のヒロインの母親役に選ばれた。監督からは「明治生まれの肝っ玉母さんを演じて欲しい」と言われ、役作りのため食事量を増やし、好きなお酒もよく飲んだ。それにより、あっという間に10kgも太ってしまった。役柄のためとは言え、10kgも太ってしまったことは後悔することになる。
 +
*1982年、38歳~39歳の時、映画『瀬降り物語』に出演した際、共演者の萩原健一に抱きかかえられるシーンがあり、あまり重いと恥ずかしいと思って、炭水化物抜きダイエットを始めた。ごはんやパンなどの主食類は完全にカットしたが、好きなお酒は飲んでいた。約3ヶ月で5~6kgの減量に成功。しかし、映画の撮影が終わると、緊張感から開放され、元の体重以上に太ってしまった。
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*1984年9月11日、40歳になる1日前に現在の夫と結婚。夫は痩せており183cmで64kg、当時の藤田は太めの155cm59kgであった。結婚当時はお互い60kgを「切らない」「超えない」ようにと話し合った。
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*結婚後は、料理を喜んで食べてくれる夫がいたこともあり、料理好きの藤田は、その腕を存分に振るうようになった。そのため食生活は充実し、また年齢を重ねるに連れて基礎代謝も落ちていったのか、徐々に太っていった。
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*2000年頃、知人の勧めで泊まり込みの合宿形式で行う5日間の断食に挑戦した。最初の3日間は、少量のビネガー入りの水を1日に数回口にするだけとなり、残り2日間は、「復活食」として、重湯から始まり、3分粥、スープというように、徐々に固形物を口にした。結果、体重は5kg落とすことに成功した。しかし、たった1ヶ月でリバウンドしてしまった。
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*2004年、60歳を超える直前、体重は過去最高の63kgに達した。
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*2005年5月より1ヶ月間、『ミラクル☆シェイプ』(日本テレビ)の企画で小倉義人考案のオグラ式ダイエットに挑戦し、4.5kgの減量に成功した(63kg<ref name="weight">書籍『藤田弓子のわがままダイエット』では63kgと表記されていたが、『ミラクル☆シェイプ』(日本テレビ)の放送内では、60.8kgと表記されていた。</ref>→58.5kg)。この模様は2005年10月9日、同番組にて放送された。さらに番組終了後も、2006年3月より、改めて同ダイエットに挑戦し、2007年1月まで継続した。結果、開始時より11.7kgの減量に成功(63kg<ref name="weight" />→51.3kg)。【[[#オグラ式ダイエット(わがままダイエット)|↓詳細]]】
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*2013年5月31日放送『人生の正解TV~これがテッパン~』(フジテレビ)の企画「話題の最新ダイエットSP」にて、小山圭介考案のさらし巻くだけダイエットに挑戦し、5.8kgの減量に成功した(61.5kg → 55.7kg)。【[[#さらし巻くだけダイエット|↓詳細]]】
  
 
==公開ダイエット企画==
 
==公開ダイエット企画==
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!体重
 
!体重
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|63kg<ref name="weight" /> → 51.3kg(-11.7kg)
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!体脂肪率
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!内臓脂肪
 
!内臓脂肪
|129c㎡ → 100c㎡(-29c㎡)
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|129c㎡ → 61.7c㎡(-67.3c㎡)
 
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2009年5月より1ヶ月間、『ミラクル☆シェイプ』(日本テレビ)の企画で小倉義人考案のオグラ式ダイエットによる減量に挑戦した。この模様は2010年10月9日、同番組にて放送された。また番組終了後もダイエットを継続し、2007年1月までの同ダイエットの記録や内容を書籍『藤田弓子のわがままダイエット』にまとめている。ここでは番組内に行ったダイエット法及び、それ以降継続したダイエットの両方を扱う。
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2005年9月より1ヶ月間、『ミラクル☆シェイプ』(日本テレビ)の企画で小倉義人考案のオグラ式ダイエットによる減量に挑戦した。この模様は2005年10月9日、同番組にて放送された。また企画終了後も、2006年3月より、改めて同ダイエットに挑戦し、2007年1月まで継続した記録を書籍『藤田弓子のわがままダイエット』にまとめている。ここでは番組内に行ったダイエット法及び、それ以降継続したダイエットの両方を扱う。尚、番組で放送された内容と書籍で紹介された内容には、一部矛盾点も見られるが、その場合は書籍の内容の方を優先して記述し、必要に応じて脚注にて補足する。
  
 
====開始時の状況====
 
====開始時の状況====
*当時60歳。年齢を重ねるに連れてお腹周りに脂肪がたっぷりと沈着し、ウエストラインから大きくはみ出していた。ヒップラインおしまりがなくなってきている。
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*当時60歳。年齢を重ねるに連れてお腹周りに脂肪がたっぷりと沈着し、ウエストラインから大きくはみ出していた。ヒップラインもしまりがなくなってきている。
*体重を5kg減らし、3年前に衝動買いしてしまったもののウエストが入らないスカートを履けるようになることが目標。
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*3年前に衝動買いしてしまったもののウエストが入らないままのスカートが、体重を5kg減らして、履けるようになることが目標。
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*トレーナーの小倉から、藤田の体の若さの指摘があり、この点はご満悦の表情であった。
 
*生涯女優を貫くために、ここでメンテナンスをする必要があるとのこと。
 
*生涯女優を貫くために、ここでメンテナンスをする必要があるとのこと。
  
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!身長
 
!身長
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|155cm<ref name="height" />
 
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|63kg<ref name="weight" />
 
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!体脂肪率
 
!体脂肪率
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!内臓脂肪
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====オグラ式ダイエット(オグラ式ボディコントロール)とは?====
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ボディコントローラーの肩書きを持つ小倉義人考案のダイエット法。番組でトレーナーを決める際、藤田が食欲旺盛で運動もしたくないという典型的な中年女性である点と、人付き合いのためのお酒は絶対に欠かさない性格である点を考慮し、小倉が選ばれた。小倉は吉岡美穂ら多くのタレントやモデルの肉体改造を請け負っているトレーナーであるという。
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オグラ式は、後述する食事法や生活習慣の改善、エクササイズなどに様々なノウハウにより構成されたダイエット法であるが、大きな特徴の1つとしては「'''トッピング方式'''」という点があげられる。人によってはエクササイズは苦手だったり、どうしてもオグラ式のすべてを実践できないケースもある。そんな場合でも、小倉のスタンスとしては、自分の生活スタイルに合ったものを、オグラ式の中からトッピング形式でセレクトして実践すれば良いとしている。できないことを無理してやろうとすると長続きしないため、肩の力を抜いて出来ることから少しずつ取り入れていけば良いとのこと。
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====オグラ式ダイエットの食事法====
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食習慣を変えて「食べながら痩せる」ことが一番のポイントであるとしている。
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;【1日3食】
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:1日3食を基本に、食事の回数を減らさずきちんと食べることが大切である。藤田は元々、朝食を摂ることが習慣化していたが、仕事柄、食事の時間が不規則になりがちであった。そのため、時間が空いてお腹が空きすぎることを避けるため、こまめに何かを口に入れるようにした。小倉によると、生活サイクルがズレていて、昼間に起きるような人でも、最初の食事を朝食と考えて、なるべく3食摂るようにすることを推奨する。また、食事量が同じであれば、3回より4回、4回より5回と分けて食べるほうがより太りにくいとのこと。
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;【食べる順番】
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:摂取カロリーを減らすことよりも、「何を食べるか」と「食べる順番」が大事である。まず最初にサラダから食べる習慣をつける。お腹が適度に膨れる上、サラダは咀嚼する回数が多くなるため、食事時間もかかるようになる。それにより、その後に食べるおかずやご飯の食事総量も2~3割減る傾向にある。野菜は食物繊維も豊富なため脂肪を吸着し、ビタミンやミネラルなども補給できる。サラダの後は、「豆腐などの植物性タンパク質>魚>鶏>羊>牛>豚」という優先順位で食べる。例えば豚肉の料理よりも鶏肉の料理の方が好ましいということである。
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;【炭水化物の摂取量】
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:日本人は総じて炭水化物の摂取量が多い。炭水化物はエネルギー源として必要なものだが、摂りすぎると脂肪に変わり蓄積される。オグラ式では、毎食、体重1kgに対して1gの炭水化物を摂取する。体重50kgの人なら50gとなる。それを超えた分は全て脂肪になるとしている。
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;【タンパク質の摂取量】
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:タンパク質はしっかり摂ることを心がける。藤田はタンパク質は太るというイメージを持っていたが、オグラ式では、筋肉量を増やして基礎代謝を上げ、体脂肪を燃やすサイクルを作るためには重要な栄養素であると位置付けている。健康的にダイエットを行うなら、欠かしてはならないものである。痩せてもバストサイズが維持できるというメリットもある。1日に体重1kgに対して1gのタンパク質を必要摂取量の目安にする。前述した「植物性タンパク質>魚>鶏>羊>牛>豚」の優先順位で食べるものを選ぶのが良い。藤田は、野菜スープよりも豆腐や魚が入った味噌汁、ざるそばよりも鴨せいろといったように、メニューを選ぶ際はタンパク質が多く入っているものを選ぶようにした。お酒を飲む時も、魚料理や肉料理、豆腐、チーズなど、タンパク質を豊富に含む食品をおつまみにした。タンパク質はアルコール代謝を上げ、肝臓の負担を少なくする効果もある。
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 +
;【水分補給】
 +
:オグラ式では、水分補給も大事なポイントとなる。お茶やコーヒーよりも、水の方が代謝を良くする効果があるため、好ましい。藤田は普段、お茶を持ち歩いていたが、ミネラルウォーターに代え、喉が渇いたらこまめに水を飲むようにした。藤田は、元々水分をよく摂る方であるため、1日2リットルぐらいは飲んでいたが、オグラ式では、「必ず1日○リットル飲む」といったルールはあえて作らない。そのようなルールを作ってしまうと、達成できなかった時にモチベーションを下げるきっかけになるからである。
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;【サプリメント】
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:補助としてサプリメントも活用する。サプリメントは大きく分けて「燃焼系」と「カット系」の2種類がある。
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:燃焼系のサプリメントは、効率よく筋肉をつけたり、代謝を上げたりして、脂肪を燃焼しやすくするために飲む。筋肉をつけるために飲むのは、主成分がアミノ酸のもので、特にBCAA(バリン、ロイシン、イソロイシンの3種類のアミノ酸)を運動前に飲むと良い。また、脂肪燃焼をサポートするものとしては、L-カルニチン、リジン、プロリン、アラニン、アルギニンなどがある。藤田は、ゴルフや舞台稽古など、長時間体を動かすときや寝る前などに飲んでいた。
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:カット系のサプリメントは、炭水化物(糖質)や脂肪の吸収を抑える働きがあるものである。炭水化物をカットするものとしては、白いんげん抽出物、ガルシニア、ギムネマシルベスタなどがあり、脂肪カット系は、キトサンなどがあげられる。藤田は、人付き合いなど、外食で食事量が増える時や、甘いものや脂っこいものを食べたりお酒を飲む時などに飲んでいた。
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:但し、サプリメントは飽くまでも補助として考え、普段の食事で栄養バランスをとり、食べ過ぎないようにすることが第一である。
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====オグラ式による生活習慣の改善====
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オグラ式では、食生活の改善と同時に、少しの生活習慣の改善を推奨している。
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;【体重計不要】
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:ダイエットをする際、体重の増減を目標にするのが当たり前のようになっている。しかし、オグラ式では「○kg痩せた」というような体重の増減よりも、「○cm細くなった」というサイズダウンを重要視している。そのため、体重計も不要であると説いている。毎日体重計に乗って一喜一憂することはやめるべきであるとしている。その理由としては、体重は朝と夜ですら、1~3kg程度の変化があるため、毎日の増減を気にするのは無意味であること。また、アスリートやダンサー等、筋肉質な人は、細く引き締まって見える人でも、体重はそれなりにあったりする。体重よりも外見的にどう見えるかのほうが大事ということである。
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;【靴と歩き方を変える】
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:藤田は小倉に脚がキレイになるエクササイズはないかと聞いたところ、答えはエクササイズよりも歩き方を矯正することが先決であるというものだった。また、ハイヒールも良くないとしている。ハイヒールを履くと、足首の動きがなくなり、太ももで足を持ち上げて歩くため、どんどん外側に力が加わる歩き方になり、太ももの外側が張ったように太くなり、足首も太くなる。藤田は、太めの割に脚がそれ程太くないとのことだが、それは普段ペタンコの靴を履いてよく歩いていることが一因になっていると考えられる。但し、藤田は小倉に歩き方のチェックをしてもらったところ、左足だけ外に向いてしまう癖があることが分かった。そのため、太ももの内側を使う正しい歩き方を習った。
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;【毎日鏡で全身チェック】
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:体重計に乗らない代わりに、毎日鏡を見てボディラインをチェックすることを小倉は推奨している。急に太ったという人は多いが、実は、普段自分の体をよく見ていなかっただけで、実際には徐々に太っていたにすぎないとのこと。太っている人は鏡を直視することができないがために、気づかないうちに益々太っていく。また、鏡で全身を見ることで、どこを減らすべきかわかってくる。藤田は、鏡で自分の裸をチェックするようになって、ダイエットへの意識も高まったと述べている。
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====オグラ式のストレッチ&エクササイズ====
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ダイエット効果をアップさせるために、生活習慣としてのエクササイズを小倉は推奨する。小倉が考案した「筋バランス調整ストレッチ&エクササイズ」の中から、藤田に必要なものを数種類ピックアップし、教えた。藤田は、毎日すべてを欠かさず行うというわけにはいかなかったものの、「基本姿勢」だけでも毎日実践するように心がけた。小倉も、「自分で出来る範囲で構わない」と述べている。
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以下、オグラ式のストレッチ&エクササイズの一例である。下記に解説している基本姿勢及び脇腹のシェイプアップの他、ヒップアップエクササイズやウォーキング法などで構成されている。
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;【基本姿勢】
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:エクササイズのベースとなるストレッチ姿勢である。ストレッチ効果により、骨の歪みや筋肉のバランスを整え、代謝をアップさせる。また、ヒップライン、バストラインも整え、腹筋、背筋をつける効果もあるとしている。肩こりや便秘を和らげる効果も期待できる。オグラ式のエクササイズは、この基本姿勢からの様々なバリエーションが存在するため、最初にマスターする必要がある。
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:#背筋を伸ばして立ち、かかとをつけて足先を30度に開く。目線は通常よりやや上に。
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:#軽く顎を引く。背筋が引かれるイメージで行う。
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:#何も考えずに背中で腕を組む。この時、最初に組んだほうが組みやすいはずなので、組みにくい方で組み直す。
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:#姿勢を崩さずにこのままキープ。時間は好きなだけで良い。手の距離など、自分が気持ち良いと感じる形で行う。
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;【脇腹のシェイプアップ】
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:基本姿勢の状態から行うエクササイズ。ウエストの横のラインを伸ばすエクササイズとウエストをひねるエクササイズの2パターン存在する。この組み合わせでウエストラインをギュッと絞る。
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:'''A''':基本姿勢の状態から、上半身全体を右にゆっくり倒し、そのまま10~15秒キープ。そこからゆっくり元に戻し、今度は左も同じようにおこなう。これを左右繰り返す。
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:'''B''':基本姿勢の状態から、足を肩幅に開き、足先は開かないようにまっすぐ前にする。そこから、おへそごと持っていくイメージで上半身全体を右にひねり、10~15秒キープ。ゆっくり元に戻し、今度は左も同じように行う。これを無理のない範囲で繰り返す。
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==== 結果 ====
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{|class="wikitable" style="font-size:small" cellpadding="5"
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!
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!2005年9月
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!2005年10月
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!2007年1月
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|}
 
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</div>
  
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!放送日
 
!放送日
|2005年10月9日
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|2013年5月31日
 
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!colspan="2" align="center" style="padding:0.3em 0.4em 0.3em;font-weight:bold;border-top: 1px dotted #aaa;border-bottom: 1px dotted #aaa;"|結果
 
!colspan="2" align="center" style="padding:0.3em 0.4em 0.3em;font-weight:bold;border-top: 1px dotted #aaa;border-bottom: 1px dotted #aaa;"|結果
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!体重
 
!体重
 
|61.5kg → 55.7kg(-5.8kg)
 
|61.5kg → 55.7kg(-5.8kg)
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!ウエスト
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|96cm → 86cm(-10cm)
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|}
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2013年5月31日放送『人生の正解TV~これがテッパン~』(フジテレビ)の企画「話題の最新ダイエットSP」にて、小山圭介考案のさらし巻くだけダイエットに挑戦した。
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====開始時の状況====
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{|class="wikitable"
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!年齢
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|67歳
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====さらし巻くだけダイエットとは?====
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ダイエットトレーナーの肩書きを持つ小山圭介が考案したダイエット法。お腹に1日1~2時間だけサラシを巻いて、後は普段通りの生活を送るというもの。サラシは、お腹を思い切り凹ませて引き上げてから、お腹に巻きつける。これにより、自然と腹筋が使われるため、姿勢と内蔵が正しい位置に矯正される。その結果、代謝機能の向上が期待できる。さらしを、1時間毎に「巻く」→「外す」を交互に繰り返すのが効果的である。
 +
 +
====さらしエクササイズ====
 +
さらしを巻いた状態で行うエクササイズである。
 +
 +
;【さらしエクササイズ① - 代謝アップ】
 +
:しゃがんだ状態から大きく伸びをする。これを1日20回×2セット行う。
 +
 +
;【さらしエクササイズ② - お腹引き締め】
 +
:身体を横に倒して手と足で「C」の文字の形を作る。1日20回×2セット行う。
 +
 +
;【さらしエクササイズ③ - 代謝アップ・姿勢矯正】
 +
:肘を90度に曲げ、肩から上下に動かす。これを1日20回×2セット行う。
 +
 +
;【さらしエクササイズ④ - 骨盤調整・ウエスト引き締め】
 +
:バランスボールの反動を利用して身体をひねる。1日20回×2セット行う。
 +
 +
==== 結果(Before→After)====
 +
 +
{|class="wikitable" style="font-size:small" cellpadding="5"
 +
!
 +
!Before
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!After(1ヶ月後)
 +
|-
 +
!体重
 +
|61.5kg
 +
|55.7kg(-5.8kg)
 +
|-
 +
!ウエスト
 +
|96cm
 +
|86cm(-10cm)
 
|}
 
|}
  
 
</div>
 
</div>
 +
 +
==ダイエット関連の著作==
 +
*『藤田弓子のわがままダイエット』(マガジンランド)、2007年3月、ISBN 978-4944101221
 +
 +
==脚注==
 +
<references />
  
 
{{ダイエットに関係する人物50音順}}
 
{{ダイエットに関係する人物50音順}}
  
 
[[Category:ダイエット経験者|ふしたゆみこ]]
 
[[Category:ダイエット経験者|ふしたゆみこ]]
 +
[[Category:リバウンド経験者|ふしたゆみこ]]

2013年8月31日 (土) 15:13時点における最新版

Ambox notice.png このページは「藤田弓子」のダイエットに関する情報を扱います。
藤田弓子
生年月日 1945年9月12日(67歳)
身長 155cm[1]
体重 55kg
BMI 22.9(普通体重)
分類 ダイエット経験者
リバウンド経験者
実践したダイエット オグラ式ダイエット
(わがままダイエット)
さらし巻くだけダイエット 他

藤田 弓子(ふじた ゆみこ、1945年9月12日 - )はダイエット経験者でありリバウンド経験者。日本の女優。

目次

[編集] 人物・ダイエット歴

  • 女優になったきっかけは小学校5年生の時、赤胴鈴之助オーディションに合格したこと。当時はちょっとぽっちゃりしていたが、気になるほど太っているわけではなかった。そのオーディションでは吉永小百合と初顔合わせをした。吉永の清潔感のある愛らしさと聡明さを兼ね備えた顔つきが印象的だったが、「ずうずうしくも」と断りを入れた上で、藤田は吉永に勝ったと思える点が2つあったとしている。それは脚は自分の方が細いと思えたことと、声の良さであった。
  • 藤田曰く、自身の体型は上半身の肉付きがよくテレビに写っている際は太って見えるが、意外と手足は細い。
  • 中学生・高校生の時は、周囲より多少太めではあったが、深刻に痩せたいと思ったことは無かった。
  • 1968年、23歳の時、NHK朝のテレビ小説『あしたこそ』のヒロインに抜擢された。そのころの体重は47~48kgであった。155cmという自身の身長から考えるとやや太め。少なくとも同じくらいの身長の他の女優よりは太っていた。
  • 1978年、33歳の時、再びNHK朝のテレビ小説『マー姉ちゃん』の出演が決まった。その際、太めの体型の故か、実年齢よりかなり上のヒロインの母親役に選ばれた。監督からは「明治生まれの肝っ玉母さんを演じて欲しい」と言われ、役作りのため食事量を増やし、好きなお酒もよく飲んだ。それにより、あっという間に10kgも太ってしまった。役柄のためとは言え、10kgも太ってしまったことは後悔することになる。
  • 1982年、38歳~39歳の時、映画『瀬降り物語』に出演した際、共演者の萩原健一に抱きかかえられるシーンがあり、あまり重いと恥ずかしいと思って、炭水化物抜きダイエットを始めた。ごはんやパンなどの主食類は完全にカットしたが、好きなお酒は飲んでいた。約3ヶ月で5~6kgの減量に成功。しかし、映画の撮影が終わると、緊張感から開放され、元の体重以上に太ってしまった。
  • 1984年9月11日、40歳になる1日前に現在の夫と結婚。夫は痩せており183cmで64kg、当時の藤田は太めの155cm59kgであった。結婚当時はお互い60kgを「切らない」「超えない」ようにと話し合った。
  • 結婚後は、料理を喜んで食べてくれる夫がいたこともあり、料理好きの藤田は、その腕を存分に振るうようになった。そのため食生活は充実し、また年齢を重ねるに連れて基礎代謝も落ちていったのか、徐々に太っていった。
  • 2000年頃、知人の勧めで泊まり込みの合宿形式で行う5日間の断食に挑戦した。最初の3日間は、少量のビネガー入りの水を1日に数回口にするだけとなり、残り2日間は、「復活食」として、重湯から始まり、3分粥、スープというように、徐々に固形物を口にした。結果、体重は5kg落とすことに成功した。しかし、たった1ヶ月でリバウンドしてしまった。
  • 2004年、60歳を超える直前、体重は過去最高の63kgに達した。
  • 2005年5月より1ヶ月間、『ミラクル☆シェイプ』(日本テレビ)の企画で小倉義人考案のオグラ式ダイエットに挑戦し、4.5kgの減量に成功した(63kg[2]→58.5kg)。この模様は2005年10月9日、同番組にて放送された。さらに番組終了後も、2006年3月より、改めて同ダイエットに挑戦し、2007年1月まで継続した。結果、開始時より11.7kgの減量に成功(63kg[2]→51.3kg)。【↓詳細
  • 2013年5月31日放送『人生の正解TV~これがテッパン~』(フジテレビ)の企画「話題の最新ダイエットSP」にて、小山圭介考案のさらし巻くだけダイエットに挑戦し、5.8kgの減量に成功した(61.5kg → 55.7kg)。【↓詳細

[編集] 公開ダイエット企画

[編集] オグラ式ダイエット(わがままダイエット)

公開ダイエット
ダイエット法 オグラ式ダイエット
指導者 小倉義人
ダイエット期間 1ヶ月(番組内) + 1年(プライベート)
放送番組名 ミラクル☆シェイプ(日テレ系列)
放送日 2005年10月9日
結果
体重 63kg[2] → 51.3kg(-11.7kg)
体脂肪率 32.7% → 30.4%(-2.3%)
内臓脂肪 129c㎡ → 61.7c㎡(-67.3c㎡)

2005年9月より1ヶ月間、『ミラクル☆シェイプ』(日本テレビ)の企画で小倉義人考案のオグラ式ダイエットによる減量に挑戦した。この模様は2005年10月9日、同番組にて放送された。また企画終了後も、2006年3月より、改めて同ダイエットに挑戦し、2007年1月まで継続した記録を書籍『藤田弓子のわがままダイエット』にまとめている。ここでは番組内に行ったダイエット法及び、それ以降継続したダイエットの両方を扱う。尚、番組で放送された内容と書籍で紹介された内容には、一部矛盾点も見られるが、その場合は書籍の内容の方を優先して記述し、必要に応じて脚注にて補足する。

[編集] 開始時の状況

  • 当時60歳。年齢を重ねるに連れてお腹周りに脂肪がたっぷりと沈着し、ウエストラインから大きくはみ出していた。ヒップラインもしまりがなくなってきている。
  • 3年前に衝動買いしてしまったもののウエストが入らないままのスカートが、体重を5kg減らして、履けるようになることが目標。
  • トレーナーの小倉から、藤田の体の若さの指摘があり、この点はご満悦の表情であった。
  • 生涯女優を貫くために、ここでメンテナンスをする必要があるとのこと。
年齢 60歳
身長 155cm[1]
体重 63kg[2]
体脂肪率 32.7%
内臓脂肪 129c㎡

[編集] オグラ式ダイエット(オグラ式ボディコントロール)とは?

ボディコントローラーの肩書きを持つ小倉義人考案のダイエット法。番組でトレーナーを決める際、藤田が食欲旺盛で運動もしたくないという典型的な中年女性である点と、人付き合いのためのお酒は絶対に欠かさない性格である点を考慮し、小倉が選ばれた。小倉は吉岡美穂ら多くのタレントやモデルの肉体改造を請け負っているトレーナーであるという。

オグラ式は、後述する食事法や生活習慣の改善、エクササイズなどに様々なノウハウにより構成されたダイエット法であるが、大きな特徴の1つとしては「トッピング方式」という点があげられる。人によってはエクササイズは苦手だったり、どうしてもオグラ式のすべてを実践できないケースもある。そんな場合でも、小倉のスタンスとしては、自分の生活スタイルに合ったものを、オグラ式の中からトッピング形式でセレクトして実践すれば良いとしている。できないことを無理してやろうとすると長続きしないため、肩の力を抜いて出来ることから少しずつ取り入れていけば良いとのこと。

[編集] オグラ式ダイエットの食事法

食習慣を変えて「食べながら痩せる」ことが一番のポイントであるとしている。

【1日3食】
1日3食を基本に、食事の回数を減らさずきちんと食べることが大切である。藤田は元々、朝食を摂ることが習慣化していたが、仕事柄、食事の時間が不規則になりがちであった。そのため、時間が空いてお腹が空きすぎることを避けるため、こまめに何かを口に入れるようにした。小倉によると、生活サイクルがズレていて、昼間に起きるような人でも、最初の食事を朝食と考えて、なるべく3食摂るようにすることを推奨する。また、食事量が同じであれば、3回より4回、4回より5回と分けて食べるほうがより太りにくいとのこと。
【食べる順番】
摂取カロリーを減らすことよりも、「何を食べるか」と「食べる順番」が大事である。まず最初にサラダから食べる習慣をつける。お腹が適度に膨れる上、サラダは咀嚼する回数が多くなるため、食事時間もかかるようになる。それにより、その後に食べるおかずやご飯の食事総量も2~3割減る傾向にある。野菜は食物繊維も豊富なため脂肪を吸着し、ビタミンやミネラルなども補給できる。サラダの後は、「豆腐などの植物性タンパク質>魚>鶏>羊>牛>豚」という優先順位で食べる。例えば豚肉の料理よりも鶏肉の料理の方が好ましいということである。
【炭水化物の摂取量】
日本人は総じて炭水化物の摂取量が多い。炭水化物はエネルギー源として必要なものだが、摂りすぎると脂肪に変わり蓄積される。オグラ式では、毎食、体重1kgに対して1gの炭水化物を摂取する。体重50kgの人なら50gとなる。それを超えた分は全て脂肪になるとしている。
【タンパク質の摂取量】
タンパク質はしっかり摂ることを心がける。藤田はタンパク質は太るというイメージを持っていたが、オグラ式では、筋肉量を増やして基礎代謝を上げ、体脂肪を燃やすサイクルを作るためには重要な栄養素であると位置付けている。健康的にダイエットを行うなら、欠かしてはならないものである。痩せてもバストサイズが維持できるというメリットもある。1日に体重1kgに対して1gのタンパク質を必要摂取量の目安にする。前述した「植物性タンパク質>魚>鶏>羊>牛>豚」の優先順位で食べるものを選ぶのが良い。藤田は、野菜スープよりも豆腐や魚が入った味噌汁、ざるそばよりも鴨せいろといったように、メニューを選ぶ際はタンパク質が多く入っているものを選ぶようにした。お酒を飲む時も、魚料理や肉料理、豆腐、チーズなど、タンパク質を豊富に含む食品をおつまみにした。タンパク質はアルコール代謝を上げ、肝臓の負担を少なくする効果もある。
【水分補給】
オグラ式では、水分補給も大事なポイントとなる。お茶やコーヒーよりも、水の方が代謝を良くする効果があるため、好ましい。藤田は普段、お茶を持ち歩いていたが、ミネラルウォーターに代え、喉が渇いたらこまめに水を飲むようにした。藤田は、元々水分をよく摂る方であるため、1日2リットルぐらいは飲んでいたが、オグラ式では、「必ず1日○リットル飲む」といったルールはあえて作らない。そのようなルールを作ってしまうと、達成できなかった時にモチベーションを下げるきっかけになるからである。
【サプリメント】
補助としてサプリメントも活用する。サプリメントは大きく分けて「燃焼系」と「カット系」の2種類がある。
燃焼系のサプリメントは、効率よく筋肉をつけたり、代謝を上げたりして、脂肪を燃焼しやすくするために飲む。筋肉をつけるために飲むのは、主成分がアミノ酸のもので、特にBCAA(バリン、ロイシン、イソロイシンの3種類のアミノ酸)を運動前に飲むと良い。また、脂肪燃焼をサポートするものとしては、L-カルニチン、リジン、プロリン、アラニン、アルギニンなどがある。藤田は、ゴルフや舞台稽古など、長時間体を動かすときや寝る前などに飲んでいた。
カット系のサプリメントは、炭水化物(糖質)や脂肪の吸収を抑える働きがあるものである。炭水化物をカットするものとしては、白いんげん抽出物、ガルシニア、ギムネマシルベスタなどがあり、脂肪カット系は、キトサンなどがあげられる。藤田は、人付き合いなど、外食で食事量が増える時や、甘いものや脂っこいものを食べたりお酒を飲む時などに飲んでいた。
但し、サプリメントは飽くまでも補助として考え、普段の食事で栄養バランスをとり、食べ過ぎないようにすることが第一である。

[編集] オグラ式による生活習慣の改善

オグラ式では、食生活の改善と同時に、少しの生活習慣の改善を推奨している。

【体重計不要】
ダイエットをする際、体重の増減を目標にするのが当たり前のようになっている。しかし、オグラ式では「○kg痩せた」というような体重の増減よりも、「○cm細くなった」というサイズダウンを重要視している。そのため、体重計も不要であると説いている。毎日体重計に乗って一喜一憂することはやめるべきであるとしている。その理由としては、体重は朝と夜ですら、1~3kg程度の変化があるため、毎日の増減を気にするのは無意味であること。また、アスリートやダンサー等、筋肉質な人は、細く引き締まって見える人でも、体重はそれなりにあったりする。体重よりも外見的にどう見えるかのほうが大事ということである。
【靴と歩き方を変える】
藤田は小倉に脚がキレイになるエクササイズはないかと聞いたところ、答えはエクササイズよりも歩き方を矯正することが先決であるというものだった。また、ハイヒールも良くないとしている。ハイヒールを履くと、足首の動きがなくなり、太ももで足を持ち上げて歩くため、どんどん外側に力が加わる歩き方になり、太ももの外側が張ったように太くなり、足首も太くなる。藤田は、太めの割に脚がそれ程太くないとのことだが、それは普段ペタンコの靴を履いてよく歩いていることが一因になっていると考えられる。但し、藤田は小倉に歩き方のチェックをしてもらったところ、左足だけ外に向いてしまう癖があることが分かった。そのため、太ももの内側を使う正しい歩き方を習った。
【毎日鏡で全身チェック】
体重計に乗らない代わりに、毎日鏡を見てボディラインをチェックすることを小倉は推奨している。急に太ったという人は多いが、実は、普段自分の体をよく見ていなかっただけで、実際には徐々に太っていたにすぎないとのこと。太っている人は鏡を直視することができないがために、気づかないうちに益々太っていく。また、鏡で全身を見ることで、どこを減らすべきかわかってくる。藤田は、鏡で自分の裸をチェックするようになって、ダイエットへの意識も高まったと述べている。

[編集] オグラ式のストレッチ&エクササイズ

ダイエット効果をアップさせるために、生活習慣としてのエクササイズを小倉は推奨する。小倉が考案した「筋バランス調整ストレッチ&エクササイズ」の中から、藤田に必要なものを数種類ピックアップし、教えた。藤田は、毎日すべてを欠かさず行うというわけにはいかなかったものの、「基本姿勢」だけでも毎日実践するように心がけた。小倉も、「自分で出来る範囲で構わない」と述べている。

以下、オグラ式のストレッチ&エクササイズの一例である。下記に解説している基本姿勢及び脇腹のシェイプアップの他、ヒップアップエクササイズやウォーキング法などで構成されている。

【基本姿勢】
エクササイズのベースとなるストレッチ姿勢である。ストレッチ効果により、骨の歪みや筋肉のバランスを整え、代謝をアップさせる。また、ヒップライン、バストラインも整え、腹筋、背筋をつける効果もあるとしている。肩こりや便秘を和らげる効果も期待できる。オグラ式のエクササイズは、この基本姿勢からの様々なバリエーションが存在するため、最初にマスターする必要がある。
  1. 背筋を伸ばして立ち、かかとをつけて足先を30度に開く。目線は通常よりやや上に。
  2. 軽く顎を引く。背筋が引かれるイメージで行う。
  3. 何も考えずに背中で腕を組む。この時、最初に組んだほうが組みやすいはずなので、組みにくい方で組み直す。
  4. 姿勢を崩さずにこのままキープ。時間は好きなだけで良い。手の距離など、自分が気持ち良いと感じる形で行う。
【脇腹のシェイプアップ】
基本姿勢の状態から行うエクササイズ。ウエストの横のラインを伸ばすエクササイズとウエストをひねるエクササイズの2パターン存在する。この組み合わせでウエストラインをギュッと絞る。
A:基本姿勢の状態から、上半身全体を右にゆっくり倒し、そのまま10~15秒キープ。そこからゆっくり元に戻し、今度は左も同じようにおこなう。これを左右繰り返す。
B:基本姿勢の状態から、足を肩幅に開き、足先は開かないようにまっすぐ前にする。そこから、おへそごと持っていくイメージで上半身全体を右にひねり、10~15秒キープ。ゆっくり元に戻し、今度は左も同じように行う。これを無理のない範囲で繰り返す。

[編集] 結果

2005年9月 2005年10月 2006年3月 2007年1月
体重 63kg[2] 58.5kg(-4.5kg) 58kg(-5kg) 51.3kg(-11.7kg)
体脂肪率 32.7%  -  - 30.4%(-2.3%)
内臓脂肪 129c㎡ 100c㎡(-29c㎡)  - 61.7c㎡(-67.3c㎡)

[編集] さらし巻くだけダイエット

公開ダイエット
ダイエット法 さらし巻くだけダイエット
指導者 小山圭介
ダイエット期間 1ヶ月
放送番組名 人生の正解TV~これがテッパン~(フジ系列)
企画名 話題の最新ダイエットSP
放送日 2013年5月31日
結果
体重 61.5kg → 55.7kg(-5.8kg)
ウエスト 96cm → 86cm(-10cm)

2013年5月31日放送『人生の正解TV~これがテッパン~』(フジテレビ)の企画「話題の最新ダイエットSP」にて、小山圭介考案のさらし巻くだけダイエットに挑戦した。

[編集] 開始時の状況

年齢 67歳
身長 153cm[1]
体重 61.5kg
体脂肪率 36.7%
ウエスト 96cm

[編集] さらし巻くだけダイエットとは?

ダイエットトレーナーの肩書きを持つ小山圭介が考案したダイエット法。お腹に1日1~2時間だけサラシを巻いて、後は普段通りの生活を送るというもの。サラシは、お腹を思い切り凹ませて引き上げてから、お腹に巻きつける。これにより、自然と腹筋が使われるため、姿勢と内蔵が正しい位置に矯正される。その結果、代謝機能の向上が期待できる。さらしを、1時間毎に「巻く」→「外す」を交互に繰り返すのが効果的である。

[編集] さらしエクササイズ

さらしを巻いた状態で行うエクササイズである。

【さらしエクササイズ① - 代謝アップ】
しゃがんだ状態から大きく伸びをする。これを1日20回×2セット行う。
【さらしエクササイズ② - お腹引き締め】
身体を横に倒して手と足で「C」の文字の形を作る。1日20回×2セット行う。
【さらしエクササイズ③ - 代謝アップ・姿勢矯正】
肘を90度に曲げ、肩から上下に動かす。これを1日20回×2セット行う。
【さらしエクササイズ④ - 骨盤調整・ウエスト引き締め】
バランスボールの反動を利用して身体をひねる。1日20回×2セット行う。

[編集] 結果(Before→After)

Before After(1ヶ月後)
体重 61.5kg 55.7kg(-5.8kg)
ウエスト 96cm 86cm(-10cm)

[編集] ダイエット関連の著作

  • 『藤田弓子のわがままダイエット』(マガジンランド)、2007年3月、ISBN 978-4944101221

[編集] 脚注

  1. 1.0 1.1 1.2 書籍『藤田弓子のわがままダイエット』15頁では155cm、2013年5月31日放送『人生の正解TV~これがテッパン~』では153cm、Wikipediaの記述は2013年現在158cmとなっている。
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 書籍『藤田弓子のわがままダイエット』では63kgと表記されていたが、『ミラクル☆シェイプ』(日本テレビ)の放送内では、60.8kgと表記されていた。
ダイエットに関係する人物
あ行 赤プル | 秋元才加 | アシガルユース | 綾瀬はるか | 石川英明 | 石原祐美子(チキチキジョニー) | いとうあさこ | 伊藤英明 | 内田眞由美 | 梅宮アンナ | エド・はるみ | 江上敬子(ニッチェ) | 大久保佳代子 | 大島美幸(森三中) | 大場久美子 | 岡村隆史 | 小倉優子
か行 カイヤ | 樫木裕実 | 勝間和代 | 加藤あい | 香取慎吾 | 金村義明 | 川村エミコ(たんぽぽ) | 神田うの | 菊地亜美 | キンタロー。 | 久保田雅人 | 熊田曜子 | 倉田真由美 | 黒木メイサ | 黒沢かずこ(森三中) | くわばたりえ(クワバタオハラ) | 駒田健吾 | 倖田來未 | 近藤くみこ(ニッチェ) | 近藤春菜
さ行 斉藤こず恵 | 澤口俊之 | 澤山璃奈 | 釈由美子 | 庄司智春(品川庄司) | 鈴木おさむ | 柴田理恵 | 白鳥久美子(たんぽぽ) | 水道橋博士 | 杉田かおる | 反町隆史 | ソニン
た行 伊達友美 | チョン・ダヨン | 月亭方正 | デヴィ・スカルノ | 戸田恵梨香 | 友近
な行 中島啓江 | 長友光弘(響) | 南雲吉則
は行 バービー | 初恋タロー | 鳩山太郎 | 馬場園梓 | 浜田ブリトニー | 林修 | 原幹恵 | はるな愛 | 東山紀之 | ビビる大木 | 深田恭子 | 藤田弓子 | 藤原紀香 | ヘリョン | ほしのあき
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