美味しんぼ:版間の差分
提供: ダイエットペディア
(→山岡のアドバイス) |
(→ダイエットに関する内容のまとめ) |
||
(1人の利用者による、間の27版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
− | + | {{Diet_only_caution}} | |
− | ==サラダと美容== | + | 『'''美味しんぼ'''』(おいしんぼ)は、「食」をテーマにした日本の漫画作品。 |
+ | |||
+ | ==ダイエットとの関連== | ||
+ | |||
+ | 『美味しんぼ』は、「食」に対して深い知識を持つとされる主人公の山岡をはじめとした登場人物による栄養学的な知見からの分析・解説が盛り込まれたグルメ漫画。中には「ダイエット」と関連性の深いものも多い。また、「サラダと美容」(コミックス第5巻)のようなダイエットそのものがテーマになっているエピソードもある。ただし、信ぴょう性について各所からツッコミが入ることもしばしば。 | ||
+ | |||
+ | ==ダイエットに関するエピソード及び描写のまとめ== | ||
+ | ここでは、『美味しんぼ』内で紹介されたダイエットに関する知識等をまとめる。 | ||
+ | |||
+ | <div class="box"> | ||
+ | ===第43話 サラダと美容=== | ||
第43話(コミックス第5巻、アニメ第64話)「サラダと美容」にて、ダイエットしたいけど痩せない女性・昭子が登場。山岡がダイエットのアドバイスをする。 | 第43話(コミックス第5巻、アニメ第64話)「サラダと美容」にて、ダイエットしたいけど痩せない女性・昭子が登場。山岡がダイエットのアドバイスをする。 | ||
− | ===経緯=== | + | ====経緯==== |
昭子は自分が太っていることを気にしており、毎日サラダだけの食事を2食しか取っていない。しかし、少しもやせないという。ドレッシングをたっぷりかけた上、さらに塩をふったサラダを食べる昭子の食事法の問題点を山岡が指摘する。 | 昭子は自分が太っていることを気にしており、毎日サラダだけの食事を2食しか取っていない。しかし、少しもやせないという。ドレッシングをたっぷりかけた上、さらに塩をふったサラダを食べる昭子の食事法の問題点を山岡が指摘する。 | ||
− | ===栗田の見解=== | + | ====栗田の見解==== |
+ | 栗田は昭子の食事法を肯定的に受け取った。根拠は下記のとおり。 | ||
*生野菜はビタミンCが豊富。 | *生野菜はビタミンCが豊富。 | ||
*ドレッシングのお酢は食べ物をエネルギーに替えるのに役立つ。 | *ドレッシングのお酢は食べ物をエネルギーに替えるのに役立つ。 | ||
*植物油はコレステロールを流して体に良い。 | *植物油はコレステロールを流して体に良い。 | ||
− | ===山岡のアドバイス=== | + | ====山岡のアドバイス==== |
− | + | 山岡は明子の食事法の問題点を指摘し、美容とダイエットに良い食事法を提案した。 | |
+ | |||
+ | ;昭子の食事法の問題点 | ||
+ | 昭子が食べるようなサラダは美容の敵であると山岡はいう。根拠は下記のとおり。 | ||
*今の野菜はビニールハウスで促成栽培されたものが多く、ビタミンの量は本物の野菜の1/3以下である。 | *今の野菜はビニールハウスで促成栽培されたものが多く、ビタミンの量は本物の野菜の1/3以下である。 | ||
− | * | + | *サラダの時は生野菜はかさばって見えるけど、実質は少量しかない。湯掻いてみるとよく分かる。この程度の量ではビタミンも足りないし、腸の中の老廃物を吸収し便通を良くする繊維質も足りない。便秘は美容の大敵である。 |
− | * | + | *ドレッシングにも問題がある。 |
+ | **本来サラダには向かない油を混ぜているサラダオイルが大量に出回っているので注意が必要。サラダに向かない油で一番多いのは菜種油。科学的に強固で分解しにくい。だからドレッシングとして多量に摂ると消化が悪くて胃にもたれる。 | ||
+ | **サラダに向く油はひまわり油、綿実油、コーン油、オリーブ油など。 | ||
+ | **どんな油でも酸化すると人体に有害なものになる。だからドレッシングは食べる分だけ直前に作ること。作り置きは良くない。 | ||
+ | **いくら良い油を使っても、高カロリーであることに変わりはない。ドレッシングを摂りすぎると太るのは当然。 | ||
*ドレッシングの上から塩をかけるのも良くない。サラダにドレッシングをかけるだけでもかなりの塩分を摂ることになる。塩分は体内に水分を引き止める働きがあるので、あまり塩分を取りすぎると水太りの原因になる。 | *ドレッシングの上から塩をかけるのも良くない。サラダにドレッシングをかけるだけでもかなりの塩分を摂ることになる。塩分は体内に水分を引き止める働きがあるので、あまり塩分を取りすぎると水太りの原因になる。 | ||
*1日2食なのも問題。食事の回数が少ないと、体が栄養分を保存しようとするので3回に分けて食べるより太る。 | *1日2食なのも問題。食事の回数が少ないと、体が栄養分を保存しようとするので3回に分けて食べるより太る。 | ||
− | + | ||
+ | ;山岡のすすめる食事法 | ||
+ | 痩せたいのならもっと科学的にやらなければ、健康にも悪いし効果も上がらないという。山岡が勧める食事法のポイントは下記のとおり。 | ||
+ | *小松菜のおひたし、にんじんやいんげんをサッとお湯にくぐらせたものを、薄味のだし汁で食べる。 | ||
+ | *わかめを酢で食べる。 | ||
+ | *本当の野菜ならドレッシグなんかかけない方が美味い。サラダにはなにかかけなきゃいけないという固定観念も考え直す必要がある。 | ||
+ | </div> |
2013年5月12日 (日) 20:20時点における最新版
このページは「美味しんぼ」のダイエットに関する情報を扱います。 |
『美味しんぼ』(おいしんぼ)は、「食」をテーマにした日本の漫画作品。
目次 |
[編集] ダイエットとの関連
『美味しんぼ』は、「食」に対して深い知識を持つとされる主人公の山岡をはじめとした登場人物による栄養学的な知見からの分析・解説が盛り込まれたグルメ漫画。中には「ダイエット」と関連性の深いものも多い。また、「サラダと美容」(コミックス第5巻)のようなダイエットそのものがテーマになっているエピソードもある。ただし、信ぴょう性について各所からツッコミが入ることもしばしば。
[編集] ダイエットに関するエピソード及び描写のまとめ
ここでは、『美味しんぼ』内で紹介されたダイエットに関する知識等をまとめる。
[編集] 第43話 サラダと美容
第43話(コミックス第5巻、アニメ第64話)「サラダと美容」にて、ダイエットしたいけど痩せない女性・昭子が登場。山岡がダイエットのアドバイスをする。
[編集] 経緯
昭子は自分が太っていることを気にしており、毎日サラダだけの食事を2食しか取っていない。しかし、少しもやせないという。ドレッシングをたっぷりかけた上、さらに塩をふったサラダを食べる昭子の食事法の問題点を山岡が指摘する。
[編集] 栗田の見解
栗田は昭子の食事法を肯定的に受け取った。根拠は下記のとおり。
- 生野菜はビタミンCが豊富。
- ドレッシングのお酢は食べ物をエネルギーに替えるのに役立つ。
- 植物油はコレステロールを流して体に良い。
[編集] 山岡のアドバイス
山岡は明子の食事法の問題点を指摘し、美容とダイエットに良い食事法を提案した。
- 昭子の食事法の問題点
昭子が食べるようなサラダは美容の敵であると山岡はいう。根拠は下記のとおり。
- 今の野菜はビニールハウスで促成栽培されたものが多く、ビタミンの量は本物の野菜の1/3以下である。
- サラダの時は生野菜はかさばって見えるけど、実質は少量しかない。湯掻いてみるとよく分かる。この程度の量ではビタミンも足りないし、腸の中の老廃物を吸収し便通を良くする繊維質も足りない。便秘は美容の大敵である。
- ドレッシングにも問題がある。
- 本来サラダには向かない油を混ぜているサラダオイルが大量に出回っているので注意が必要。サラダに向かない油で一番多いのは菜種油。科学的に強固で分解しにくい。だからドレッシングとして多量に摂ると消化が悪くて胃にもたれる。
- サラダに向く油はひまわり油、綿実油、コーン油、オリーブ油など。
- どんな油でも酸化すると人体に有害なものになる。だからドレッシングは食べる分だけ直前に作ること。作り置きは良くない。
- いくら良い油を使っても、高カロリーであることに変わりはない。ドレッシングを摂りすぎると太るのは当然。
- ドレッシングの上から塩をかけるのも良くない。サラダにドレッシングをかけるだけでもかなりの塩分を摂ることになる。塩分は体内に水分を引き止める働きがあるので、あまり塩分を取りすぎると水太りの原因になる。
- 1日2食なのも問題。食事の回数が少ないと、体が栄養分を保存しようとするので3回に分けて食べるより太る。
- 山岡のすすめる食事法
痩せたいのならもっと科学的にやらなければ、健康にも悪いし効果も上がらないという。山岡が勧める食事法のポイントは下記のとおり。
- 小松菜のおひたし、にんじんやいんげんをサッとお湯にくぐらせたものを、薄味のだし汁で食べる。
- わかめを酢で食べる。
- 本当の野菜ならドレッシグなんかかけない方が美味い。サラダにはなにかかけなきゃいけないという固定観念も考え直す必要がある。